先日、大塚家具さんとセレクトショップショップ「BULE EDITION」を立ち上げた、デザインオフィスnendoの佐藤オオキさんのインタビュー記事があったのでご紹介します、ハウジングコネクトジャーナルでインタビュー出来ないのが口惜しい!でもいいインタビュー記事ですよ。

nendoの佐藤オオキさんのインタビュー記事紹介

デザインの道へ進んだ直接のきっかけは、大学院の卒業にあたって、当時の仲間につれられてイタリアのミラノへ卒業旅行に行ったことですね。4月に行ったので、ちょうど国際家具見本市「ミラノ・サローネ」が行われていました。この催しに触れて、デザインって面白い、自由なんだな、と感銘を受けたんです。

建築家だから建築だけやっていればいい。インテリアデザイナーはインテリアだけ……ということではなくて、建築家がティーカップを発表していたり、インテリアデザイナーが車のファブリックを発表していたりと、ボーダレスな発表の場となっていました。しかも一般の人を巻き込んで、町全体がデザインで元気になっている感じがして、デザインというものが持っている力に圧倒されたんです。そこで、一緒に旅行に行ったメンバーでデザイン事務所を始めようということになりました。

うん、「自分はこれが専門だから」というのは実はデザイナーとしての自分の枠を小さくしてしまっているんですよね。建築を学んだデザイナーがすごくいいグラフィックデザインをするなんてのはよくある話です。それだけしっかり”デザイン”について考えた結果なのでしょうね。

また「BULE EDITION」が立ち上がるまでの経緯についても話してくださってます。

約5カ月前に大塚社長とお会いしてお話した中で、大塚家具の”弱点”を解消できるようなブランドを作れないだろうか、というアイデアが立ち上がったことですね。

大塚家具には膨大な数の商品が取りそろえられているのですが、良くも悪くもそれに圧倒されてしまうというか。ふらっと入って、ポンと何か買うという感覚ではなくて、部屋を丸ごと買い換えなくちゃいけないんじゃないかという、ある種の緊張感があるように感じたんです。そうではなくて、椅子を一脚、花瓶ひとつでもよいので、気軽にお気に入りの物を買っていってもらえるような感覚を提供しようと考えました。何度も足を運んでいただきながら、必要な物を足していくという「家具を少しずつ育てるという感覚」で訪れていただければと思っています。

ああ~家具に愛情がある人の言葉ですね。。リクルートが先日TABROOMをオープンさせましたが家具をデザインする人ならではです。

ロッテのガム「ACUO」のパッケージデザインも、個人住宅の設計も、これまで手がけてきた物は結局ユーザーが人間である以上、そんなに変わらないかな、と。もしかしたら、犬小屋などを作ったら変わるかもしれませんが(笑)

同じ人である以上、言語や文化、国籍をこえて共通している部分があると思っています。例えば、ろうそくの炎を見たら癒やされるとか、夕陽をみたら「きれいだな」と思うとか。世の中は広いので違う考えの人もいらっしゃるかもしれませんが、何となく皆さんが共通で感じる本能的な部分や、感情的な部分があるのではないか。そういうところに訴えかけていけたらと思います。

それによって世界や社会が変わるかというと、個人的にはあまり変わらない気がしています。でも、じわじわと地道に行っていくことで、ほんの少しでも世の中がいいほうにシフトしてくれたらいいな、と。そんな視点でいると、デザインする内容が家具であっても、ガムであってもそんなに変わらないと感じるんです。

ちょっと引用が多すぎたでしょうか(笑。でも”デザイン”に対する佐藤オオキさんの真摯な姿勢が伝わってきます。また、デザインの伝える力とでも言いましょうか、デザインの力を信じている、だからこそジャンルに囚われることなく、様々な分野に挑戦出来るのは根本にこの考え方、信念があるからこそなんでしょうね。

あえてネットショップではなく、リアル店舗のセレクトショップにこだわったのはデザインの力をもっと私達にも感じて欲しいという思いがあるからなのかもしれません。

是非一度足を運んで、見て、触って、佐藤オオキさんがデザインした力を家具を通じて感じてみたいものです。記事も是非ご一読下さい。

http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/21/soeb/

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