少し前まで住宅とは”資産”でした。20年~30年経ってから資産価値は上がり人生を支えてくれるものでしたが今は少し事情が変わってきました。

しかし今は違います。言わば、住む人達が”どんな暮らしを作っていくか、それを体現するための舞台”としての役割を担っているように思います。

先日のNHKの「視点・論点」でこれからの住宅や、それを具現化するデザイナーの役割について面白い考察があったのでご紹介したいと思います。

興味深かったのは以下の部分です。

現在の日本人と言うのは、世界一の預金残高を持っています。
特に高齢者と言われる50代、60代、70代の人達がこの預金の大半を持っているわけですね。
そういう潤沢に余裕のある人たちのためにですね、どのような市場、あるいはマーケティングを作って行けるかということもたいへん重要な課題になるわけですけれども、家というのはそういうテーマを持った時に、大変面白い消費世界を生み出す可能性を持っていると思います。

潜在しているだけではしかしそれは出てこない。
景気の順調な時代には、デザイナーの役割というのは、ブランドイメージを作ったり、商品のスタイリングを行ったりすることだったわけですけれども、経済の先が見えにくい状況の中では、こう潜在しているものを、わかりやすく具体化する、わかりやすく可視化していく、ビジュアライズしていくというのもデザイナーの役割ではないかと考えています。

家づくりを新しい価値観で見直した時に、住宅市場はもっと大きな可能性を秘めているんだなということがよく分かりました。是非ご覧下さい。

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視点・論点 「新しい常識で家をつくろう」 [視点・論点 | 解説委員室ブログ:NHK]